筋肉の収縮と筋力トレーニング

等張力性収縮 Isotonic Contraction

動的筋力トレーニングIsotonic Training、ダンベルやバーベルなどのフリーウェイトを用いたトレーニングでは全ての筋収縮が等張力性収縮です。これには2種類あります。筋が短くなりながら収縮するのが短縮性収縮Concentric Contractionで、重力に逆らって重量を挙げるときに起こり、この動きをポジティブ・ワークと呼びます。一方、重量を重力と同方向に下ろす場合には、筋は引き伸ばされながら収縮するので伸張性収縮Eccentric Contractionと呼び、この動きをネガティブ・ワークと呼びます。一般に筋肥大に効果的なトレーニングは伸張性収縮Eccentric Contractionだといわれています。

等尺性収縮 Isometric Contraction

静的筋力トレーニングIsometric Trainingを行うときの筋収縮の状態が等尺性収縮です。これは筋が長さを変えずに収縮する状態のことを呼びます。動かない壁を関節の角度を変えずに押したりするトレーニングです。

等速性収縮 Isokinetic Contraction

等速性収縮Isokinetic Contractionとは、関節が動く角度のすべてに同じ負荷がかかり、同じ速さで運動する場合の収縮する状態です。このトレーニングはアイソキネティック・トレーニングIsokinetic Trainingと呼びますが、フリーウェイトではできません。油圧などを使ったマシンでないとできないです。北大のトレセンのボロいマシンで出来たような・・・。ちなみに、水泳のプルは基本的にこの運動です。