第33回札幌マラソン

2008年10月5日
真駒内セキスイハイムスタジアム

感想

　きっかけは「マラソン、ハーフで申し込んでいい？？」みたいな内容の一通のメールでした。僕はマラソンとかそういう陸上系のやつは好きじゃないのですが、「嫌なものはやらなくていいなんて甘えだ」と思い、チャレンジしてみることにしました。この少し後に、ハーフが5kmではなく21kmだという事を知らされ愕然としました。しかし、21kmという距離の実感がわかず、ハーフマラソンの恐ろしさはそれほど感じていませんでした。大会の前日も特に緊張はなく、すやすやと眠ることが出来ました。
　そして大会当日の2008年10月5日、朝起きて外を見てみると、天気にも気温にも恵まれ、まさにマラソン日和といった感じで、「これなら余裕で完走だな。でもあまりに早いとかえって申し訳ないな〜」などと思っていました。会場へは東MAXと待ち合わせ、一緒に向かいました。途中で知らないオジサンにいきなり怒られたのも今となっては良い思い出です。
　着いてみると、意外と人が多く、比較的大きなイベントである事が伺えます。周りの気合の入りっぷりも尋常ではなく、既に10キロくらい走ってきたんじゃないかみたいな感じの人が一杯いました。一方の僕達は普通のジャージで寝起きという感じだったので、芝生の隅っこに座りこんでメロンパンをかじっていました。
　そうしているうちに短距離の部門が終わり、ハーフマラソンのスタート地点に行くと、特に集合した訳でないのにそれまでバラバラだったホクイのメンバーが自然と揃っていました。皆気合い十分といった感じで、キクさんに至っては「マラソンをなめるなよ」と言わんばかりの表情をしていました。ハンパな気持ちで来てしまったことに後悔と懺悔を繰り返しているうちに、スタートのピストルが鳴り響きました。幸いフライングは取られませんでした。
　だいたいスタートから5〜6km地点までは皆楽勝なようで、更にそこから折り返しまでは人によってペースの違いがあらわれて来て、後半になると歩き出す者や立ち止まる者が見られ、それぞれがハーフマラソンという大きな壁を越えるべく奮闘していました。
　個人的には、レース中の数々のアクシデントによりタイムが伸び悩んだものの、無事完走することが出来たので、非常に嬉しかったです。
　完走から数日の闇は、足の激痛のために苦しみました。階段、イス、車のアクセル、ズボンの履き脱ぎ（←こんな言葉ないと思いますが）、日常のあらゆる動作が牙を剥きました。でもまあ、それも含めて良い思い出になったので、今年も出たいなと思います。皆の分申込みをしてくれたタクマに感謝です。