第13回北海道スプリント水泳競技大会

2006年11月5日
札幌市平岸プール（短水路、自動計時）

感想

この大会についての寄稿が割り当たったのですが、勝手にもう少し範囲を広げて書いちゃいます。
　一応７月８月でメインとする大会は終わったわけであるが、その時感じたことは、あぁ現役もあと一年で終わりかぁということ。それを考えると例年のようにここで春までフェイドアウトしていくわけにはいかない、あとで後悔のないようやれることはやっておきたい、と思った。それは泳ぐことと水泳部のことと両面あるのだが、両方書くと長くなるのでここでは泳ぐことに関してのみにしておく。
　小さい頃の水泳歴と大学での水泳歴を合わせても、ずっと自由形の短距離を専門としてきたためほぼ半フリ１フリの記録しかもっていない。そこで一応大学で水泳をやってきた証として他の種目の自己記録が欲しいなと考えた。ところがメインの大会で他の種目に挑戦するわけにはいかないから、となれば別の大会に出る以外方法はない。幸運にも、１０月に十学、１２月に道学、それ以外にも１１月にスプリントと年齢別という大学生に限定されていない大会があったので出ることにした。しかも、いろんな種目の記録を残しておきたいということで、十学では半ブレ１ブレ、スプリントで半フリ、年齢別で２コメ半バック１フリ、道学で半バタ２フリといった具合。これらの大会は二週間に一回のペースで行われていったので、二週間毎に種目を変えて練習した。たった二週間しかないけど、やるからには満足のできる記録を残したかったのでそのために週５で泳いでいた。そして練習内容もかなり考えて、時には部活のメニューを勝手に変えたりもした（すまん！）。この時期水泳以外にも忙しく日々を送っていたため、おかげで４回の大会のうち２回は風邪をひいてしまって十分にコンディションを合わせるということはできなかったが、記録に影響が出るほどではなかったと思う。結果、道学以外はなかなか満足のできるタイムが残せました。２フリは向いてないとしても半バタには再チャレンジしたいです。また、自分のスタイル２はブレであることも分かりました。そして何より、短い準備時間だったからこそ少しでも良いタイムを出すために我ながらよく考えた練習ができたなと思ってます。 　散々前置きが長くなったのでここでようやくスプリントについて書きます。この大会は短水路の大会で、正式な短水路の大会というのは小学生の時以来でした。つまり１３年ぶり。いや〜涙が出ちゃう。時代を感じますね。だから泳げば必ずベストが出るとは分かっていましたが、長水路でのベストが25’5なのであわよくばここで24秒台を出しておきたいというのが目標でした。先ず予選、25’14。お！正直大会が近づくにつれ24秒台は難しいのではないかと思っていたから、予選でこれなら決勝でいけっかも、そんな風に思いました。希望の光が見えいざ決勝へ。スタート命。けっこうな緊張感がありました。そのスタートはまずまず、浮き上がり、フォーム、呼吸数、ターン、ここまでイメージ通り。ターンをして浮き上がれば後は力の限り！そこで冷静さを失い、力任せに走ったのが運の尽きとなるか。まもなくタッチというところでコースロープに激突。え？そしてそのままゴール。掲示板を見る。１着から順に掲示されていく。僕は７コース。４着まで24秒台が続く、そして５着７コース25’01。はいドボン↓　人生そんなもんっすよ。50mを25秒とすれば1秒で2m、0.01秒で2cm。24秒台まであと0.02秒、ならば4cm。いい夢見ました。なぜコースロープに激突したか。夢中になっていたので分かりません。ただ、平岸プールを短水路として使った場合、床のセンターラインがないのです。そのためタイルの継ぎ目のほっそい線を目印にするか感覚で泳ぐしかないのですが、あとでビデオを見るとラスト5mで真ん中から端っこへと見事に曲がっていっていました。しかし、24秒台が出るかでないかのぎりぎりなところで悔しがっているのではだめだ。間違いがなく24秒台がでるほどの実力をつけなければと自分に言い聞かせ、いつかリベンジをしたいなと考えています。実際、今回は2007年度の目標を達成するための通過点だったので、スプリントで目標としていたタイムに近いタイムが出せたことにはそこそこ満足感があり、むしろ掲示板での結果発表のハラハラドキドキ感が面白かったぐらいでした。